国会トラッカー
国の規制や制度の変化が「検討→閣議決定→成立→施行」のどこまで来たかを、業種ごとに並べた試作です。制作:株式会社NGraph(2026年10月23日時点)。

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成立した法律

産業技術力強化法の一部を改正する法律案

検討・要望
答申
閣議決定・法案
意見募集
成立
施行
いま 成立・施行待ち資料 3件影響 大業種 IT・デジタル・製造・エネルギー・環境
何が変わるか

国が重点的に育てる技術を決め、認定を受けた研究開発計画の試験研究費の40%(認定を受けた拠点と共同なら50%)を、税額から差し引けるようにする

産業技術力強化法の一部を改正する法律案

このテーマの資料のうち 2 件は国会の質疑(議員の質問と政府の答弁)。新しい 2 件を経過に出し、

経過(古い順)

  1. 国会の質疑2026.05.29 国会での質疑

    問使った方がいいわけでして、今回の改正は、こういった休眠特許を、第三者、使いたい人に提供できるようにするということが盛り込まれております。これは大変重要な制度改正だと思いますが、この意義等について、大臣、どのようにお考えか、お聞かせください。

    答このため、本改正では、我が国の産業技術力強化のための、研究開発を重点的に推進することが必要な重点産業技術について、相当期間活用されていない特許等を国が受託者から第三者に実施許諾させ…

    衆議院経済産業委員会で落合貴之議員が質問、赤澤亮正(経済産業大臣)が答弁

    答弁と質問の全文

    答弁:○赤澤亮正(経済産業大臣)国の資金に基づく委託研究開発の成果に係る特許権等は、製品化などを通じて実際に活用されることが重要でございます。他方で、まさに委員御指摘のとおり、そうした特許権等には十分活用されていないものが存在することも事実でございます。このため、本改正では、我が国の産業技術力強化のための、研究開発を重点的に推進することが必要な重点産業技術について、相当期間活用されていない特許等を国が受託者から第三者に実施許諾させる規定の特例措置として、手続の円滑化を図ることといたしました。なお、受託者にとっては現行の規定でも特許権等の利用を進めようという意識づけになっているとの声も聞いているところであり、本改正による手続の円滑化がその意識を更に高めることを期待したいと思います。 質問:昔よりはデジタル化が進んでやりやすくなってはきていると思いますので、是非とも、新しい重要な論点として、あらゆる政策の分野にその観点を入れていただければというふうに思います。では次が、特許の部分ですね、この法改正案の。未利用特許の利用促進についても規定がされています。知的財産は重要な財産ということで、近年、特許権、知的財産は重要視されているわけでございます。いろいろこれを機に調べたんですが、びっくりしたのは、国内の特許権所有件数のうち、未利用というのはどれぐらいなのかなと思ったら、半分ぐらいが未利用。私が分かった最新の数字では、二〇二三年度で、特許所有件数のうち未利用率が四六%もございます。こういった知的財産は有効に使った方がいいわけでして、今回の改正は、こういった休眠特許を、第三者、使いたい人に提供できるようにするということが盛り込まれております。これは大変重要な制度改正だと思いますが、この意義等について、大臣、どのようにお考えか、お聞かせください。

    出典:2026-05-29 衆議院経済産業委員会・落合貴之への答弁(赤澤亮正(経済産業大臣))↗

  2. 国会の質疑2026.05.29 国会での質疑

    問いながら研究しておいて、特許まで取っておいて、肝腎の商品やサービスを社会に還元していないというケースが少なからずあるんだなというのが本当にびっくりしたんですけれども、今回の改正案によって、こうしたケースをどのくらい活用に促せるんでしょうか。

    答本改正では、我が国の産業技術力強化のために、研究開発を重点的に推進することが必要な重点産業技術につきましては、相当期間活用されていない特許等を国が受託者から第三者に実施許諾させる、…

    衆議院経済産業委員会で丹野みどり議員が質問、菊川人吾(経済産業省イノベーション)が答弁

    答弁と質問の全文

    答弁:○菊川人吾(経済産業省イノベーション)委員御指摘のとおり、そうした研究開発の成果、特許権等は、製品化等を通じまして実際に活用されることが非常に重要でございます。他方で、委員御指摘があったとおり、そうした特許権の中には十分活用されていない、こういうものが存在していることも事実でございます。NEDOの調査についても御言及いただきました。本改正では、我が国の産業技術力強化のために、研究開発を重点的に推進することが必要な重点産業技術につきましては、相当期間活用されていない特許等を国が受託者から第三者に実施許諾させる、こういう規定の特例措置として、手続の円滑化を図ることといたしました。現行の規定が、日本版バイ・ドール制度の適用を受けた特許権等の利用を進めようという意識づけになっているという声も聞いておりますので、今回の改正によりまして手続が円滑化されることによりまして、その意識が更に高まることを期待してございます。 質問:是非速やかに、滑らかにお願いしたいと思います。続いてなんですが、バイ・ドール制度というものについてです。初めて名前を聞きましたけれども。国からお金をもらって研究開発したんだけれども、特許まで取った、なんだけれども、普通は、そういった特許も生かして商品やサービスをつなげていって、売上げを上げていくというのが当然かと思うんですけれども、これは、特許だけ持っていて自分のところでは何も作らないというケースがあるんですね。びっくりしたんですけれども、NEDOプロジェクトの追跡調査によりますと、事業の実施予定なしと答えたのがおよそ一二%、ライバル企業に作らせたくないから防衛目的で持っていますみたいな、それもおよそ一三%ということで、多くはもちろんきちんと使っているんですけれども、国の資金を使いながら研究しておいて、特許まで取っておいて、肝腎の商品やサービスを社会に還元していないというケースが少なからずあるんだなというのが本当にびっくりしたんですけれども、今回の改正案によって、こうしたケースをどのくらい活用に促せるんでしょうか。

    出典:2026-05-29 衆議院経済産業委員会・丹野みどりへの答弁(菊川人吾(経済産業省イノベーション))↗

  3. 成立した法律2026.06.12 法律が成立(施行日未定)

    国が重点的に育てる技術を決め、認定を受けた研究開発計画の試験研究費の40%(認定を受けた拠点と共同なら50%)を、税額から差し引けるようにする

    産業技術力強化法の一部を改正する法律案

    以下は AI が原文から書いた解説。各項目を法律案の本文・提出理由と突き合わせ、裏付けが確かめられたものだけを並べている(確かめられなかったものは下にまとめて分けている)。正確な内容は原文で確かめてほしい。

    消える壁・増える義務
    • 事業者(規制サンドボックスを用いる者):実証の実施には事業所管大臣と規制所管大臣の認定を受ける手続義務が生じる
    • 認定事業者:補助金等で取得した設備の転用に係る承認手続が迅速化され、手続負担が軽減される
    新しくできること・しなければならないこと
    • 事業者が 重点産業技術に関する研究開発計画の認定申請ができる
    • 大学・国立研究開発法人等が 重点産業技術の共同研究開発拠点の認定を受けられる
    • 認定された事業者・研究開発機関が 認定計画に基づく試験研究費の40%の税額控除を受けられる
    • 認定拠点と共同研究を行う事業者が 試験研究費の50%の税額控除を受けられる
    • 事業者が 事業所管大臣・規制所管大臣の認定を受けて実証を行い、規制見直しにつなげられる(規制サンドボックス)
    • 国等が 重点産業技術に係る委託研究成果の特許が長期未実施の場合、その利用を促す措置を講じられる
    • 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が 認定事業者等に助言や情報提供を行える
    読み違えやすい点

    高率の税額控除は認定計画や認定拠点との共同に限られ、全ての研究開発に一律適用されない。

    原文で確かめられなかった項目(AIの解説・未確認)10件

    AI が書いたが、法律案の本文・提出理由・審議の抜粋と突き合わせて裏付けを確かめられなかったもの。誤りの可能性があるので、事実として扱わず原文で確かめてほしい。

    • 誰が動くか:AI・先端ロボット、量子、半導体・通信などの研究開発を行う事業者
    • 誰が動くか:大学・国立研究開発法人(共同研究開発拠点の候補)
    • 誰が動くか:中小企業・スタートアップ
    • 誰が動くか:国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
    • 誰が動くか:事業所管省庁・規制所管省庁(サンドボックス認定)
    • 誰が動くか:国等の委託研究の受託者(重点産業技術の特許保有者)
    • 穴の形(需要):事業者による重点産業技術の研究開発計画の認定・支援ニーズ
    • 穴の形(供給に要るもの):重点産業技術の指定、計画認定・拠点認定、研究開発税制特例(40%・50%)、NEDOの助言、補助金等交付財産転用の承認手続特例、規制サンドボックス
    • 穴の形(入りやすい既存):重点産業技術で研究開発実績のある事業者、大学・国立研究開発法人
    • 審議で出た反対・懸念:附帯決議で、手続の簡素化・迅速化と過度な資料要求の回避、税額控除の趣旨に反する利益取得の懸念への対処、技術情報の国外流出(リスクの高い外国投資家)への懸念、認定機関・事業者双方の負担増回避や進捗把握の在り方等が指摘された(#10, #12)。
    業種ごとの影響(AI・要点からの一言)
    • IT・デジタル:重点の技術の研究開発計画が認定されると、試験研究費の40%(認定拠点と共同なら50%)を税額から差し引ける
    • 製造:重点の技術の研究開発計画が認定されると、試験研究費の40%(認定拠点と共同なら50%)を税額から差し引ける
    • エネルギー・環境:重点の技術の研究開発計画が認定されると、試験研究費の40%(認定拠点と共同なら50%)を税額から差し引ける
    審議の主なやりとり
    • 2026.06.09・参議院経済産業委員会・赤澤亮正(経済産業大臣・内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構))・政府側
      おはようございます。 産業技術力強化法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。 近年、AIや量子などの分野において、研究開発の成果が急速に社会実装され、大きく社会を変えつつあり、研究開発能力やその成果の企業化を行う能力である産業技術力の強化の観点からも、重要技術への戦略的な支援がこれまで以上に重要となっています。 こうした中、世界各国で戦略的な技術領域への重点支援や研究開発拠点の誘致競争が激化しています。このため、我が国においても、戦略的に重要な技術を特定し、その研究開発を重点的に支援することが必要です。 こうした状況を踏まえ、支援すべき革新的な技術である重点産業技術を指定し、当該重点産業技術に関する研究開発を促進し、もって我が国産業の持続的な発展を図るため、本法律案を提出した次第であります。 次に、本法律案の要旨を御説明申し上げます。 第一に、重点的に研究開発を支援すべき、戦略的に重要な技… 会議録↗
    • 2026.05.20・衆議院経済産業委員会・赤澤亮正(経済産業大臣・内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構))・政府側
      産業技術力強化法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び趣旨を御説明申し上げます。 近年、AIや量子などの分野において、研究開発の成果が急速に社会実装され、大きく社会を変えつつあり、研究開発能力やその成果の企業化を行う能力である産業技術力の強化の観点から、重要技術への戦略的な支援がこれまで以上に重要となっております。 こうした中、世界各国で戦略的な技術領域への重点支援や研究開発拠点の誘致競争が激化をしています。このため、我が国においても、戦略的に重要な技術を特定し、その研究開発を重点的に支援することが必要です。 こうした状況を踏まえ、支援すべき革新的な技術である重点産業技術を指定し、当該重点産業技術に関する研究開発を促進し、もって我が国産業の持続的な発展を図るため、本法律案を提出した次第であります。 次に、本法律案の要旨を御説明申し上げます。 第一に、重点的に研究開発を支援すべき、戦略的に重要な技術を重点産業技術とし… 会議録↗
    • 2026.05.29・衆議院経済産業委員会・山岡達丸
      大臣から、もう少し手を打つんだというお話をいただきました。 今お話がありましたけれども、仕事の総量はあるわけですから、結果的に業務が進んでいけば最終的には収入は立つわけでありますけれども、その間の資金繰りが長引いている。この状況の中で、私は、深掘りした、ゼロゼロ融資とまではいきません、先ほど申し上げたように、全ての人流を止めているわけではありませんが、特定の業界に対しての深掘りの更なる支援は必要だと思いますので、このことは、また折々この委員会でも取り上げさせていただきたいという思いであります。 ただ、大臣の、とにかく現状を解決するという意欲というか、その姿勢については、是非そのことは大いに進めていただきたい、このことも期待をさせていただくところであります。 本日、産業技術力強化法の改正案の審議ということで、この法改正の審議に入らせていただきたいと思います。 法改正では、半導体の通信関連技術やAI・先端ロボット、あるいはフュージョ… 会議録↗
    • 2026.05.27・衆議院経済産業委員会・牧野俊一
      参政党の牧野でございます。 本日も質問の機会をいただき、ありがとうございます。 まず冒頭、産業技術力強化法の仕組みを、少し詳細なところを確認させていただきたいと思うんです。 今般、戦略重点技術型と大学拠点強化型の二つの類型がございますが、いずれにおいても、その年における最大控除額は、その当期の法人税の総額の一〇%以内。ですので、それを超える部分の研究開発費、特定の重点技術分野又は大学とかと連携する部分に関しては最大四〇%ないし五〇%の大きな控除が得られるという設計ではあるけれども、その控除額がその年の法人税総額の一〇パーを超えたら翌年に三年間に限って繰越しができます、こういう制度設計になっているわけでございますが、大胆な研究投資をがつっと行うと、その研究投資がでかければでかいほど、その当期の営業利益が赤字で、法人税額がむしろ場合によってはゼロというケースも考えられるかと思います。 大企業に関しては、がっつり研究投資をしても、そも… 会議録↗
    • 2026.06.11・参議院経済産業委員会・櫻井祥子
      参政党の櫻井祥子です。本日もどうぞよろしくお願いいたします。 まず、産業技術力強化法改正案のうち、研究開発税制の部分について、制度の詳細を質問させていただきます。 今回の改正では、重点産業技術に狙いを定めた戦略技術領域型が新たに追加されますが、既存の型として、元々、一般型とオープンイノベーション型がございます。企業が行う研究開発がどの型に当てはまるかによって、試験研究費の何%の控除を認めるのか、あるいはまた法人税額に対して何%までの控除を認めるのかといったことが異なってきます。 例えば、売上高が二十億円で、試験研究費に一億二千万円掛けている企業を想定すると、仮に一般型の適用を受けたとして、一〇%の控除率となった場合、試験研究費一億二千万円に対して、一〇%は千二百万円になります。それと法人税額に対する控除上限とを比べる形になります。仮に、そのうち企業が払う法人税が四千万円で、それに対する控除上限として二五%が適用される場合ですと、… 会議録↗
    • 2026.05.13・衆議院経済産業委員会・今村亘(経済産業省大臣官房審議官)・政府側
      お答え申し上げます。 経済産業省では、産業技術力強化法の一部を改正する法律案を今国会に提出しておりまして、今後御審議いただきたいと考えております。 同法案では、AI・先端ロボット、量子、半導体・通信などを重点産業技術として指定し、当該技術に関する研究開発計画を認定することとしております。 御指摘の自動運転につきましては、これらの技術領域と多くの面で関連していると考えております。法案が成立した場合には、本制度の趣旨等を踏まえ、対象技術の詳細を下位法令で定めてまいりたいと考えております。 会議録↗
    提出理由と施行期日(法案の原文から)

    提出理由:産業技術に関する研究及び開発を推進するため、産業技術研究法人の対象の拡大等を行うとともに、重点的に研究及び開発を推進することが必要な産業技術を重点産業技術として指定し、事業者によるその研究及び開発に関する計画の認定並びに事業者と共同してその研究及び開発を行うための体制が確保されている大学等の認定に係る手続、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構によるこれらの認定を受けた者に対する助言、補助金等交付財産の転用に係る承認手続の特例等の措置を講ずる必要がある。これが、この法律案を提出する理由である。 附則(施行期日):この法律は、公布の日から起算して一年を超えない範囲内において政令で定める日から施行する。

    出典:第221回国会 閣法26・成立 2026-06-12・審議の抜粋↗ ・ 衆議院 議案情報 第221回(閣法26の経過・本文へ)↗