国会トラッカー
国の規制や制度の変化が「検討→閣議決定→成立→施行」のどこまで来たかを、業種ごとに並べた試作です。制作:株式会社NGraph(2026年10月23日時点)。

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成立した法律

刑事関係/自動車運転による死傷事犯に係る罰則に関する検討

検討・要望
答申
閣議決定・法案
意見募集
成立
施行
いま 施行済み資料 2件施行 2026.07.21影響 小業種 運輸・物流・自動車
何が変わるか

飲酒や大幅なスピード超過で人を死傷させたとき、重い「危険運転致死傷罪」になる基準を数値で決める

自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律及び道路交通法の一部を改正する法律案

経過(古い順)

  1. 国会・審議会の論点2026.02.01 会期前資料:審議会の答申・取りまとめ済み

    刑事関係

    自動車運転による死傷事犯に係る罰則に関する検討

    (1) 再審制の見直し 再審をめぐっては、いわゆる袴田事件や福井女子中学生殺人事件での再審無罪判決など、 近年、えん罪や再審に関する大きな動きがあり、国民の関心が高まっている状況にある。

    原文

    (1) 再審制の見直し再審をめぐっては、いわゆる袴田事件や福井女子中学生殺人事件での再審無罪判決など、近年、えん罪や再審に関する大きな動きがあり、国民の関心が高まっている状況にある。

    出典:衆議院調査局「各委員会所管事項の動向」第221回(2026年2月)・法務委員会・42ページ↗

  2. 成立した法律2026.06.25 法律が成立し、施行済み(2026.07.21)

    飲酒や大幅なスピード超過で人を死傷させたとき、重い「危険運転致死傷罪」になる基準を数値で決める

    自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律及び道路交通法の一部を改正する法律案

    以下は AI が原文から書いた解説。各項目を法律案の本文・提出理由と突き合わせ、裏付けが確かめられたものだけを並べている(確かめられなかったものは下にまとめて分けている)。正確な内容は原文で確かめてほしい。

    消える壁・増える義務
    • 自動車の運転者:血液1ml中1.0mg以上または呼気1L中0.5mg以上のアルコールを保有して運転し人を死傷させると、数値基準により「正常な運転が困難な状態」と扱われ危険運転致死傷罪の対象になる
    • 自動車の運転者:最高速度の区分に応じ、最高速度を50km/hまたは60km/h超える高速度で運転して人を死傷させると、危険運転致死傷罪の新類型(高速度類型)に問われる
    • 自動車の運転者:上記に準ずる高速度で、道路・交通の状況から重大な交通の危険の回避が著しく困難な速度で運転し人を死傷させた場合も高速度類型の対象になる
    • 自動車の運転者:殊更にタイヤを滑らせ又は浮かせて進行制御が困難な状態で走行し人を死傷させると、危険運転致死傷罪の新類型(殊更滑走等類型)に問われる
    • 自動車の運転者:危険運転に当たらない場合でも、運転上必要な注意を怠って人を死傷させれば過失運転致死傷罪(7年以下の拘禁刑又は100万円以下の罰金)は従来どおり残る
    新しくできること・しなければならないこと
    • 政府(法務省・警察庁)が 新たに処罰対象となる罪の趣旨と内容を周知徹底しなければならない
    • 政府が アルコール数値基準および高速度類型の数値基準について、施行後の適用状況を踏まえ必要に応じ基準の適正化を検討しなければならない
    • 政府が 殊更滑走等類型について事案に応じた適正な運用を確保しなければならない
    • 政府(道路の最高速度を指定する側)が 全国の道路の最高速度指定が交通実態に合っているか不断に見直し、特に本年9月1日の生活道路30km/h引下げに合わせて対象道路の最高速度指定と道路標識等の設置を同日までに行うよう努めなければならない
    原文で確かめられなかった項目(AIの解説・未確認)6件

    AI が書いたが、法律案の本文・提出理由・審議の抜粋と突き合わせて裏付けを確かめられなかったもの。誤りの可能性があるので、事実として扱わず原文で確かめてほしい。

    • 自動車の運転者(道路交通法上):酒酔い運転の罪の「酒に酔った状態」にも同じ数値基準(血液1.0mg/ml・呼気0.5mg/L)が設けられ、該当すれば人身事故がなくても酒酔い運転として処罰対象になる
    • 全ての対象者:施行は公布(2026-07-01)から20日を経過した日で、施行後の行為から新類型が適用される
    • 注意:アルコールの数値基準は免罪ラインではなく、基準未満でも「その他アルコールの影響により正常な運転が困難な状態」なら従来どおり危険運転致死傷罪の対象になる(#1)。また抜粋#4〜#10(ナフサ供給・生活保護の自動車保有・レッカー車の緊急自動車指定・循環経済)は本法案と無関係な発言で根拠にしていない
    • 誰が動くか:自動車を運転する全ての者(業務運転を含む)
    • 誰が動くか:運転者を雇用する運送・旅客事業者は材料に直接の言及なし(運転者として対象になる範囲で影響)
    • 審議で出た反対・懸念:反対なし。衆議院本会議(6/25、日程第五)は全会一致(#11)。参議院法務委員会では自民・立憲・国民・公明・維新・参政・共産・保守の全会派共同で附帯決議が付され、数値基準の適正化検討、殊更滑走等類型の適正運用、最高速度指定の不断の見直しを求めた(#12)
    業種ごとの影響(AI・要点からの一言)
    • 運輸・物流・自動車:運転者が、一定の濃度以上のアルコールを体に保有して、または道路の最高速度を区分に応じて50km/hか60km/h超えて運転し、人を死傷させると、危険運転致死傷罪の対象になる
    審議の主なやりとり
    • 2026.04.14・参議院法務委員会・平口洋(法務大臣)・政府側
      自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律及び道路交通法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明いたします。 自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律においては、重大な死傷事犯となる危険性及び悪質性が類型的に極めて高い運転行為を行い、その結果人を死傷させた者を、危険運転致死傷罪として傷害罪や傷害致死罪に準じた重い法定刑により処罰することとしています。 しかし、近時、危険運転致死傷罪について、危険かつ悪質な自動車運転による死傷事犯に適切に対処することができていないのではないかとの観点から、様々な指摘がなされています。 そこで、この法律案は、自動車運転による死傷事犯の実情等に鑑み、事案の実態に即した対処をするため、危険運転致死傷罪の対象となる行為の明確化及び追加を行うとともに、酒酔い運転を行った者等に対する罰則の対象となる行為の明確化を行おうとするものです。 この法律案の要点を申し上げます。… 会議録↗
    • 2026.06.25・衆議院本会議・井上英孝
      ただいま議題となりました法律案につきまして、法務委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。 本案は、自動車運転による死傷事犯の実情等に鑑み、事案の実態に即した対処をするため、危険運転致死傷罪の対象となる行為の明確化及び追加を行うとともに、酒酔い運転を行った者等に対する罰則の対象となる行為の明確化を行おうとするものであります。 本案は、参議院先議に係るもので、去る六月十六日本委員会に付託され、翌十七日平口法務大臣から趣旨の説明を聴取し、昨二十四日、質疑を行い、採決の結果、本案は全会一致をもって原案のとおり可決すべきものと決しました。 なお、本案に対し附帯決議が付されたことを申し添えます。 以上、御報告申し上げます。(拍手) ――――――――――――― 会議録↗
    • 2026.04.16・参議院法務委員会・打越さく良
      私は、ただいま可決されました自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律及び道路交通法の一部を改正する法律案に対し、自由民主党・無所属の会、立憲民主・無所属、国民民主党・新緑風会、公明党、日本維新の会、参政党、日本共産党及び日本保守党の各派共同提案による附帯決議案を提出いたします。 案文を朗読いたします。 自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律及び道路交通法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、本法の施行に当たり、次の事項について格段の配慮をすべきである。 一 本法により新たに処罰対象となる罪の趣旨及び内容について、その周知徹底を図ること。 二 本法により導入される「アルコール影響正常運転困難状態」の数値基準については、本法施行後の当該条項の適用状況を踏まえ、必要に応じて、その基準の更なる適正化に関する検討を行うこと。 三 本法により導入される危険運転致死傷罪(高速度類型)の数値基準… 会議録↗
    • 2026.04.16・参議院法務委員会・伊藤孝江
      他に御発言もないようですから、質疑は終局したものと認めます。 これより討論に入ります。──別に御意見もないようですから、これより直ちに採決に入ります。 自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律及び道路交通法の一部を改正する法律案に賛成の方の挙手を願います。 〔賛成者挙手〕 会議録↗
    • 2026.04.16・参議院法務委員会・伊藤孝江
      政府参考人の出席要求に関する件についてお諮りいたします。 自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律及び道路交通法の一部を改正する法律案の審査のため、本日の委員会に、理事会協議のとおり、法務省刑事局長佐藤淳さん外四名を政府参考人として出席を求め、その説明を聴取することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 会議録↗
    • 2026.06.25・衆議院本会議・森英介(議長)
      日程第五、自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律及び道路交通法の一部を改正する法律案を議題といたします。 委員長の報告を求めます。法務委員長井上英孝君。 ――――――――――――― 自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律及び道路交通法の一部を改正する法律案及び同報告書 〔本号末尾に掲載〕 ――――――――――――― 〔井上英孝君登壇〕 会議録↗
    提出理由と施行期日(法案の原文から)

    提出理由:自動車運転による死傷事犯の実情等に鑑み、事案の実態に即した対処をするため、危険運転致死傷罪の対象となる行為の明確化及び追加を行うとともに、酒酔い運転を行った者等に対する罰則の対象となる行為の明確化を行う必要がある。これが、この法律案を提出する理由である。 附則(施行期日):この法律は、公布の日から起算して二十日を経過した日から施行する。

    出典:第221回国会 閣法42・成立 2026-06-25・審議の抜粋↗ ・ 衆議院 議案情報 第221回(閣法42の経過・本文へ)↗